|
まずは、このダラダラとした更新頻度と内容ながら最後まで読んで頂き有り難うございました。 さて今回の屋久島の旅ですが、一貫したコンセプトだった『いきあたりばったり』通り、行くも行かないもその時次第!すごく良い旅が出来たと思います。名所巡りをするなら時間を詰めればもっともっと行けたと思います。確かに日記に書いている所以外にも立ち寄った所はあります。名所巡りが好きな人に取ってはもっとそういう所を紹介して欲しいと思ったかもしれません。ですが私は元来、名所巡りが好きでは無い事と今回の旅でそんな風に色々回ろうとしてしまうと私としては意味が無かったのです。 また、屋久島という場所はそういう私の心にピッタリ合った所でした。わざわざどこかを目指して行かなくても、ふとその場所に立ち止まれば良いのです。立ち止まった場所がその日その時、常に最高の場所でした。空も海も森も町並も。どれを取っても私には新鮮で、思い出にするには抱えきれない位の感動をもらいました。 様々な景色の後、最後に見た縄文杉。日記をご覧になって若干おかしいと思った方もいるかもしれませんが、写真は大きいもののあれだけ苦労して辿り着いた縄文杉について書いている下りが案外アッサリ終わっています。 実は私、縄文杉を見てもそんなに感動はしませんでした。確かにデケ〜とは思いましたが、それが神秘的だとか屋久島の象徴的存在だといった印象は全く持ちませんでした。縄文杉が特別なのではなくて、屋久島があってその中にある縄文杉なのだと…。海があって空があって森があって、ただたまたまその中の樹齢が長い木に縄文杉があるのだと。 『観光』としては縄文杉は非常に分かりやすいシンボルなのかも知れませんが、屋久島にとって順番だとか象徴だとかを決めてしまうのは全くの無意味だと感じました。すべてが生きて存在し、私に訴えかけ感動を与えてくれます。 大阪の我が家に帰って来て一つ思った事がありました。 電気があって水道があって屋根がある所に住める事がどれほど有り難い事かと思い知らされました。都会にいてもこういう言葉はたまに耳にする事もありますが今回は実感としてそう思いました。とても貴重な体験が出来て良かったです。 そんなわけで、今回の旅は今後の私の人生の中で極端に影響はしないと思いますが、要所要所で何らかのヒントにはなるような予感がしています。
|